Webデザインのスキルを身につけたいけれど、通学する時間が取れないと悩む方は少なくありません。そんな方に注目されているのが、オンラインで完結するWebデザインスクールです。自宅にいながらプロのスキルを習得できるため、社会人や主婦の方にも利用者が増えています。
ただし、Webデザインスクールは種類が多く、カリキュラムや料金体系もさまざまです。「どのスクールを選べばいいのかわからない」という声もよく聞きます。
この記事では、オンラインで学べるWebデザインスクールを厳選して比較します。各スクールの特徴やサポート体制を詳しく解説するので、自分に合ったスクールを見つける参考にしてください。

オンラインWebデザインスクールを選ぶときの比較ポイント
Webデザインスクールを比較する際に押さえておきたいポイントは、大きく分けて5つあります。ここでは、それぞれの観点を詳しく説明します。
カリキュラムの内容と対応ツール
Webデザインの現場では、Figma・Photoshop・Illustratorといったデザインツールの操作スキルが求められます。スクールによって対応しているツールが異なるため、自分が身につけたいスキルに合ったカリキュラムを選ぶことが大切です。
また、HTML/CSSなどのコーディングスキルまでカバーしているかどうかも確認しましょう。デザインだけでなくコーディングまで一貫して学べるスクールなら、卒業後の仕事の幅が広がります。
コーディングは動画だけだとつまずきやすい部分でもあるので、HTML/CSSの基本を紙で確認できる教科書を1冊そばに置いておくと、講義の復習がしやすくなります。
受講期間と学習ペース
スクールの受講期間は1ヶ月の短期集中型から6ヶ月以上のじっくり型までさまざまです。働きながら学ぶ場合は、自分のペースで進められるオンデマンド型がおすすめです。一方、短期間で集中的にスキルを身につけたいなら、カリキュラムが決まっている短期集中型を選ぶとよいでしょう。
サポート体制(質問対応・添削)
オンラインスクールでは、質問対応の仕組みが学習の継続に大きく影響します。チャットで即座に質問できるスクール、ビデオ通話でメンターに相談できるスクール、課題の添削を丁寧にしてもらえるスクールなど、サポートの形はさまざまです。
質問対応の時間帯やレスポンスの速さも事前にチェックしておくと安心です。
料金と補助金の活用
Webデザインスクールの料金は、数万円から50万円以上まで幅広い価格帯があります。教育訓練給付金やリスキリング補助金の対象講座であれば、受講費用の最大70%が補助される場合もあります。費用面が気になる方は、対象講座かどうかを必ず確認しましょう。
卒業後のサポート
転職支援、案件紹介、ポートフォリオの添削など、卒業後のサポートが充実しているスクールを選ぶと、学んだスキルを実際の仕事につなげやすくなります。
とはいえ、ポートフォリオの作り方はスクールによって教わる深さに差があります。採用側がどこを見ているのかを知っておきたい方は、ポートフォリオ制作の解説書に目を通しておくのも一つの手です。

オンラインで学べるWebデザインスクールを紹介
ここからは、オンラインで受講できるWebデザインスクールをピックアップして紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、自分に合ったスクールを探してみてください。
デジタルハリウッド STUDIO by LIG
デジハリ×LIGのWebデザインスクールは、30年以上の教育実績を持つデジタルハリウッドとWeb制作会社LIGが共同運営しています。第一線で活躍中のクリエイターが講師を担当し、実践的なスキルを学べるのが強みです。
オンラインと通学を組み合わせたハイブリッド形式にも対応しており、ライフスタイルに合わせた学び方ができます。転職サポートでは応募書類の添削や面接対策なども充実しています。
公式サイト:デジタルハリウッド STUDIO by LIG
SHElikes(シーライクス)
SHElikesは女性限定のキャリアスクールで、Webデザインをはじめ45以上の職種スキルが学び放題です。月額制のサブスクリプション型なので、自分のペースで複数のスキルを横断的に学べます。
入会金は162,800円(税込)で、月額料金はスタンダードプラン16,280円(税込)、ライトプラン10,780円(税込)です(月額は2026年10月時点。詳細は公式サイトでご確認ください)。Webデザインだけでなく、マーケティングやライティングなど関連スキルもあわせて学べるため、幅広いキャリアの選択肢を持てます。
ヒューマンアカデミー Webデザイン講座
ヒューマンアカデミーは、オンラインと通学を選べる大手スクールです。月額3,300円(税込)からWebデザインを学べるプランもあり、費用を抑えたい方にも利用しやすくなっています(コースにより異なるため詳細は公式サイトをご確認ください)。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象スクールでもあり、対象コースを選べば受講料の最大70%がキャッシュバックされます。就職・転職サポートも手厚く、専任のキャリアカウンセラーが卒業後のキャリア相談に対応してくれます。
クリエイターズファクトリー
クリエイターズファクトリーは、卒業なし・無期限サポートが特徴のWebデザインスクールです。授業期間終了後も教材閲覧、質問、転職相談などすべてのサポートを無制限で利用できます。
「学んだけど使い方がわからない」「卒業後にわからないことが出てきた」という場合でも、いつでも相談できる体制が整っているのは大きな安心材料です。実案件に近い課題に取り組みながらスキルを磨けるカリキュラムも好評です。
Campus(キャンパス)
Campusは月額5,500円で卒業なく学び放題のサブスク型Webデザインスクールです。低コストで始められるため、「まずは試してみたい」という方にも向いています。費用を抑えてマイペースに学びたい方にとって、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
- 短期集中で学びたい → デジハリ STUDIO by LIG
- 複数スキルをまとめて学びたい → SHElikes
- 費用を抑えたい → ヒューマンアカデミー・Campus
- 卒業後も長く相談したい → クリエイターズファクトリー
どのスクールを選ぶ場合でも、入学前にFigmaの基本操作に触れておくと、最初の講義でツールの使い方につまずきにくくなります。無料プランで手を動かしながら読める入門書も出ています。

Webデザインスクールで学んだあとのキャリアパス
Webデザインスクールを卒業したあと、どのようなキャリアを歩めるのかを紹介します。
Webデザイナーとして就職・転職する
スクールでスキルを身につけたら、Web制作会社やIT企業のインハウスデザイナーとして就職・転職するのが王道のキャリアパスです。ポートフォリオを充実させておくことが採用選考では重視されるため、スクール在籍中に実践的な制作物を複数作っておくとよいでしょう。
フリーランスとして独立する
経験を積んだあと、フリーランスのWebデザイナーとして独立する道もあります。クラウドソーシングサイトやSNSで案件を獲得しながら、自分のペースで仕事を進められます。在宅ワークとの相性が良く、場所や時間に縛られない働き方が実現できます。
副業としてWebデザインを行う
いきなり転職や独立はハードルが高いという場合は、副業としてWebデザインの仕事を始めるのもおすすめです。バナー制作やLP(ランディングページ)制作など、単発の案件から始めて実績を積んでいくことができます。
最初に受注しやすいのはバナー制作ですが、「なんとなく作る」と単価が上がりにくい分野でもあります。実例つきでレイアウトや文字組みを解説した本を1冊読んでおくと、提案の引き出しが増えます。
Webデザインスクールの料金を抑える方法
Webデザインスクールの受講料は数万円から50万円以上まで幅があります。費用面の負担を軽減するための方法をまとめます。
教育訓練給付金の対象講座を選ぶ
厚生労働省の教育訓練給付金制度の対象講座であれば、受講費用の最大70%が支給されます。雇用保険の加入歴が条件になりますが、活用できれば自己負担を大きく減らせます。
リスキリング補助金を活用する
経済産業省のリスキリング補助金では、受講費用の最大70%(上限56万円)が補助されます。ヒューマンアカデミーやDMM WEBCAMPなど、大手スクールの中にも対象講座を設けているところがあります。
サブスク型スクールで費用を抑える
CampusやSHElikesのようなサブスクリプション型のスクールなら、月額制で学び始められます。まずは低コストでスタートして、自分に合っているかを確認してから本格的に学習を進めるという段階的なアプローチも有効です。
料金は改定されることがあります。この記事の情報は記事執筆時点のものです。受講を検討する際は、各スクールの公式サイトで最新の料金を確認してください。

よくある質問(Q&A)
Q. Webデザイン未経験でもオンラインスクールで学べますか?
はい、今回紹介したスクールはいずれも未経験者向けのカリキュラムを用意しています。デザインの基礎知識からツールの操作方法まで、順を追って学べる構成になっているため、パソコン操作ができれば問題なくスタートできます。
Q. Webデザインスクールの受講に必要なパソコンのスペックは?
一般的には、メモリ8GB以上のパソコンが推奨されています。Photoshopや Figmaなどのデザインツールを快適に使うためには、メモリ16GB以上あると安心です。MacでもWindowsでも受講できるスクールがほとんどです。
スペック以上に効いてくるのが画面の広さです。講義動画とデザインツールを同じ画面で切り替えながら進めるとかなり窮屈になるため、サブディスプレイとしてモバイルモニターを足す人もいます。
Q. オンラインだけで実践的なスキルは身につきますか?
身につきます。現在のオンラインスクールは、課題提出・添削・ビデオ通話による個別指導など、学習効果を高める仕組みが充実しています。実案件に近い課題に取り組むことで、実践力を養えます。
Q. Webデザインを学んでからどのくらいで仕事ができるようになりますか?
学習ペースにもよりますが、スクールのカリキュラムを一通り終えるのに3〜6ヶ月、その後ポートフォリオを作成して案件獲得に動き出すまでを含めると、半年〜1年程度が目安です。副業としてバナー制作などの小さな案件から始めれば、比較的早い段階から収入を得ることも可能です。
まとめ
オンラインWebデザインスクールは、自宅にいながらプロレベルのスキルを身につけられる便利な学習手段です。スクールを選ぶ際は、カリキュラムの内容・料金・サポート体制・卒業後のキャリアサポートを軸に比較検討しましょう。
デジハリ STUDIO by LIG、SHElikes、ヒューマンアカデミー、クリエイターズファクトリー、Campusなど、それぞれ強みの異なるスクールが揃っています。教育訓練給付金やリスキリング補助金を活用すれば、費用負担を抑えながら学ぶことも可能です。
まずは気になるスクールの無料説明会や体験レッスンに参加してみることをおすすめします。実際に体験してみることで、自分との相性がわかり、納得のいくスクール選びができるはずです。
Webデザインの独学を並行して進めたい方は、AdobeのCreative Cloudのプランを確認しておくとよいでしょう。また、Figmaは無料プランでもかなりの機能が使えるため、スクール入学前にツールに触れておくのもおすすめです。


