大学受験の映像授業といえば、多くの人がまず思い浮かべるのが東進ハイスクールではないでしょうか。林修先生をはじめとする人気講師の授業が受けられることで知られていますが、「料金が高い」という声も聞こえてきます。
この記事では、東進ハイスクールの映像授業について、利用者のリアルな口コミをもとに良い点・悪い点を正直にまとめました。料金体系についても詳しく解説しますので、検討中の方はぜひ参考にしてください。

東進ハイスクールの基本情報
東進ハイスクールの基本情報
- 運営:株式会社ナガセ
- 形態:映像授業(校舎で個別ブースで視聴)+東進衛星予備校(フランチャイズ)
- 対象:高校生、高卒生
- 講師数:約100名の実力派講師陣
- 校舎数:全国約1,000校
- 特徴:映像授業+担任制度+高速マスター+過去問演習
東進の映像授業は、校舎に設置された個別ブースでPC画面越しに視聴するスタイルです。自宅ではなく校舎で受講することで、学習習慣の維持やモチベーション管理がしやすい環境が整えられています。記事執筆時点では全国約1,000校が展開されており、日本全国で受講が可能です。
東進の映像授業の良い口コミ
講師の授業が圧倒的にわかりやすい
東進でもっとも評価されているのが、講師陣の授業の質です。林修先生(現代文)は「話が面白くて引き込まれる」と評判で、テレビでの知名度も相まって多くの生徒が入塾のきっかけにしています。安河内哲也先生(英語)は「英語が嫌いだったけど好きになった」と、個性的で魅力ある授業が受けられます。
各講師が「わかりやすく教える」ことに徹底的にこだわっており、教え方のプロが揃っているのは東進の大きな強みです。映像授業だからこそ、何度も見返して理解を深められるのもメリットです。
ただ、授業を見返すだけでは手が動きません。受講する科目の参考書を1冊手元に置いて、授業で扱った範囲をその日のうちに書いて確かめる形にすると、理解の定着を確認しやすくなります。
担任制度で学習管理ができる
東進には担任(チューター)制度があり、学習の進捗管理や進路相談を受けることができます。「自分だけでは計画が立てられないので助かった」「定期的な面談で軌道修正できた」という声があります。特に自分で学習計画を立てるのが苦手な人にとって、この担任制度は大きな安心材料です。
担任は現役大学生が務めることが多く、年齢が近いぶん相談しやすいというメリットもあります。受験の悩みだけでなく、大学生活についてリアルな話を聞けるのもプラスポイントです。

高速マスターが基礎固めに使える
東進独自の「高速マスター基礎力養成講座」は、英単語や計算力などの基礎知識をゲーム感覚で繰り返し学習できるツールです。「英単語1800を短期間で覚えられた」「基礎計算のスピードが上がった」と好評です。スマートフォンアプリからも利用できるため、通学時間を活用した学習にも便利です。
一方で、「アプリだと画面をスワイプするだけで覚えた気になってしまう」という声もあります。紙の単語帳を併用して、赤シートで隠しながら確認する時間も作っておくと、記憶の定着を自分でチェックしやすくなります。
自分のペースで進められる
映像授業なので、得意な分野はどんどん先に進み、苦手な分野はじっくり取り組むことが可能です。1.5倍速視聴もできるため、効率よく学習を進められるのがメリットです。対面の集団授業と違い、周りのペースに合わせる必要がありません。
過去問演習講座が充実
東進では志望校別の過去問演習講座も用意されています。過去問を解いた答案をAIが採点・分析してくれる仕組みがあり、自分の弱点を効率的に把握できます。特に難関大を目指す受験生にとっては、過去問をどれだけ解いたかが合否を分けることもあるため、この機能は重宝されています。
東進の映像授業の悪い口コミ
料金が高い
東進の口コミでもっとも多い不満が「料金の高さ」です。通期講座は1講座あたり82,500円(税込)で、受験に必要な科目を複数受講すると費用が大きく膨らみます。
東進の主な料金(記事執筆時点)
- 入会金:33,000円(税込)
- 通期講座:1講座82,500円(税込)/ 90分×20コマ
- 担任指導費:高3 77,000円 / 高1・高2 44,000円(年額)
- 模試費:高3 29,700円(年額)
※料金は記事執筆時点の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
年間トータルでは数十万円から100万円を超えるケースもあり、「映像授業にしては高い」「対面の授業ではないのにこの金額は…」という声が見られます。講座数が増えるほど費用がかさむ仕組みなので、本当に必要な講座を見極めることが重要です。
講座を絞った科目については、市販の問題集で演習量を補うという進め方もあります。1講座ぶんの費用で問題集は何冊も揃うので、家計との折り合いをつけたい場合の選択肢になります。
記事執筆時点で料金改定が行われたとの口コミもあります。最新の料金は必ず公式サイトまたは校舎で確認してください。
結局は映像を見るだけになりがち
「校舎に行っても結局は一人で画面を見ているだけ」「対面で教えてもらえるわけではない」という点を不満に感じる声もあります。映像授業のメリットを理解したうえで受講することが大切です。講師に直接質問したい場合は、東進の質問対応の仕組みを確認しておきましょう。
営業が積極的
「次の講座を勧められることが多い」「講座を追加すると費用がどんどん増える」という口コミが見られます。必要な講座だけに絞って受講する判断力が求められます。保護者も交えて冷静に必要な講座を精査することをおすすめします。

校舎によってサポートの質に差がある
東進は直営の「東進ハイスクール」とフランチャイズの「東進衛星予備校」があり、校舎によって担任やスタッフの質にばらつきがあるという指摘もあります。入塾前に校舎の雰囲気を確認したり、体験授業を受けたりして、自分に合う校舎かどうかを見極めることが大切です。
東進が向いている人・向いていない人
向いている人
- 手厚い学習管理・進路指導を受けたい人
- 校舎で集中して学習したい人
- 有名講師の授業を受けたい人
- 費用面で余裕がある人
- 高速マスターなどの補助教材も活用したい人
向いていない人
- 費用をできるだけ抑えたい人
- 自宅で学習を完結させたい人
- 対面の生授業にこだわりがある人
- 営業をされるのが苦手な人
「自宅で学習を完結させたい」という方がつまずきやすいのが、家族の生活音やテレビの音です。校舎という強制力がないぶん、音を切り離せる環境を用意できるかどうかが集中の分かれ目になります。周囲の音を抑えられるイヤホンを使っている受験生も多いです。
東進と他サービスの違い
東進とよく比較されるスタディサプリとの違いを整理します。
| 比較項目 | 東進 | スタディサプリ |
|---|---|---|
| 月額料金目安 | 講座単位で高額 | 2,178円 |
| 受講場所 | 主に校舎 | 自宅・どこでも |
| 担任制度 | あり | なし |
| 講師の質 | トップクラス | トップクラス |
| 学習管理 | 担任が管理 | 自分で管理 |
| 向いている人 | 管理してもらいたい人 | 自走できる人 |
両者は「費用 vs サポート体制」のトレードオフの関係にあります。自分で学習計画を立てて実行できるならスタディサプリ、サポートが必要なら東進、という選び方が基本です。どちらが優れているということではなく、自分のタイプに合った方を選ぶのが大切です。
東進を最大限に活用するコツ
コツ1:受講する講座数を絞る
あれもこれもと講座を取ると費用がかさむうえ、消化不良になりがちです。優先度の高い科目を3~5講座に絞って集中的に取り組む方が効果的です。担任と相談して、志望校合格に直結する講座を選びましょう。
コツ2:高速マスターを毎日の習慣にする
高速マスターは短い時間でも効果が出やすいツールです。通学時間の10分間だけでも毎日取り組むことで、基礎力の底上げにつながります。英単語や計算力は受験の土台になるので、早い段階から習慣化しておきましょう。
コツ3:映像授業+問題演習をセットにする
映像授業を見た後は、必ず対応する問題を解きましょう。インプットだけでなくアウトプットまでセットにすることで、知識の定着率が大幅に上がります。
このサイクルを毎日回すと、画面と向き合う時間は自然と長くなります。夜の演習で目がつらくなって手が止まるという方は、画面まわりの環境も一度見直してみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. 東進の映像授業は自宅でも見られますか?
一部の講座は自宅受講に対応していますが、基本的には校舎での受講が前提です。自宅で完結させたい場合は、スタディサプリなど他のサービスの方が向いています。
Q. 東進の無料体験はありますか?
季節ごとの招待講習(春期・夏期・冬期)で無料体験ができることがあります。まずは体験授業を受けてみて、講師の授業の質や校舎の雰囲気を確かめるのがおすすめです。
Q. 東進で受講する講座数の目安は?
受験に必要な教科・科目数にもよりますが、通期講座は3~5講座程度が一般的です。担任と相談して、優先度の高い科目から受講しましょう。
Q. 東進ハイスクールと東進衛星予備校の違いは?
東進ハイスクールは直営校、東進衛星予備校はフランチャイズです。映像授業の内容は同じですが、校舎の設備やスタッフの質に違いがある場合があります。入塾前に実際に校舎を見学することをおすすめします。

まとめ
東進ハイスクールの映像授業は、トップクラスの講師陣による質の高い授業と、担任制度による手厚いサポートが魅力です。費用は高めですが、「自分だけでは受験勉強を進められない」「プロに管理してもらいたい」という人にとっては、投資に見合った価値があるサービスと言えます。
一方で、費用を抑えたい場合やサポートが不要な場合は、他の映像授業サービスの方がコスパがよいケースもあります。まずは無料の招待講習を活用して、実際の授業を体験してみることをおすすめします。


