スキルアップのためにオンライン学習を始めたいと考えたとき、UdemyとLinkedIn Learningのどちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。
どちらも質の高い講座を提供していますが、料金体系や強みが異なります。転職やキャリアアップを見据えた学習ならLinkedIn Learning、幅広いジャンルをコスパ良く学びたいならUdemyという使い分けが基本になります。この記事では、両サービスの違いを詳しく比較していきます。

UdemyとLinkedIn Learningの基本情報
| 比較項目 | Udemy | LinkedIn Learning |
|---|---|---|
| 講座数 | 20万以上 | 2万1,000以上 |
| 料金体系 | 買い切り(セール時1,500円〜) | 月額約30ドル / 年額約240ドル |
| 得意ジャンル | IT・プログラミング・ビジネス全般 | ビジネス・テクノロジー・クリエイティブ |
| 修了証 | あり(ダウンロード可能) | あり(LinkedInプロフィールに自動反映) |
| 無料体験 | なし(30日間返金保証) | 7日間無料トライアル |
| 日本語講座 | 豊富 | 一部あり(英語中心) |
| キャリア連携 | なし | LinkedInプロフィールと連動 |
| 講座品質管理 | 個人講師が出品(質にバラつきあり) | 専門家が監修(安定した品質) |
LinkedIn Learningの最大の特徴は、修了証がLinkedInプロフィールに直接反映される点です。転職活動やキャリアアピールに活かしたい方にとっては大きなメリットです。
料金を詳しく比較
Udemyの料金体系
Udemyは講座ごとの買い切り型です。定価は数千円〜2万円台ですが、月2〜3回開催されるセール時には1,500〜1,800円まで下がります。セールを活用すれば、かなりコスパ良く学習できます。
一度購入すれば視聴期限はなく、永久に見返せます。必要な講座だけ厳選して買えるので、無駄が少なくなります。月に1〜2講座しか受講しない方にとっては、Udemyの買い切り方式のほうがコスト面で有利になることが多いです。
LinkedIn Learningの料金体系
LinkedIn Learningはサブスクリプション方式で、記事執筆時点では月額プランと年額プランがあります。年額プランのほうが月あたりの費用は抑えられます。7日間の無料トライアルも利用可能です。
サブスク期間中は全講座が見放題です。毎月複数の講座を受講する予定がある方にとっては、コスパが良いと感じられるでしょう。また、LinkedIn Premium Career以上のプランに加入している方は追加コストなしで利用できる場合があります。なお、地域によって料金が異なる場合があるため、詳細は公式サイトで確認してください。
サブスクは「見放題だから元を取ろう」と思うほど、環境の影響を受けやすいものです。テレビの音や家族の話し声が入る場所だと講義の内容が頭に入らず、結局そのまま解約という流れになりがちです。周囲の音を抑えられるイヤホンがあると、限られた時間でも講座に入り込みやすくなります。

講座の質と内容の違い
Udemyの講座
Udemyは個人の講師が自由に講座を出品できるプラットフォームです。そのため講座数は非常に多いですが、質にバラつきがあるのが正直なところです。
ただし、評価やレビューが細かく表示されるので、高評価の講座を選べばハズレを引く確率は低くなります。プログラミング、データサイエンス、マーケティングなどの分野で、実務経験豊富な講師が丁寧に教えてくれる講座が多くあります。講座内容のアップデートも講師次第で行われるため、最新の技術動向に対応した講座を見つけやすいです。
ただ、講師によって前提知識の置き方が違うため、基礎の説明を飛ばして進む講座に当たることもあります。文法や書き方の基本を1冊の入門書で押さえておくと、講座のどこでつまずいているのかを自分で切り分けやすくなります。
LinkedIn Learningの講座
LinkedIn Learningは専門家が監修した高品質な講座が揃っているのが特徴です。講座は体系的にカテゴリ分けされていて、「ラーニングパス」という学習ロードマップも用意されています。
ビジネススキル、マネジメント、リーダーシップ、コミュニケーションなどのソフトスキル系の講座が特に充実しているのが、Udemyとの大きな違いです。Adobe製品やMicrosoft Officeなど、ビジネスツールの使い方講座も豊富に揃っています。品質が安定しているため、「どの講座を選んでも一定以上の質が保証されている」という安心感があります。
ビジネスツール系の講座でつまずきやすいのが、動画を見終わったあとに「あの関数の書き方は何だったか」と探し直す場面です。Excelのように毎日触る道具は、手元で引ける関数の解説書があると作業のたびに動画へ戻らずに済みます。
キャリアへの活かし方の違い
ここが両サービスの決定的な違いです。LinkedIn Learningで取得した修了証は、LinkedInのプロフィールに自動的に反映されます。採用担当者やヘッドハンターの目に留まりやすくなるので、転職活動中の方にとっては実用的なメリットがあります。
特にグローバル企業への転職を目指す場合、LinkedInプロフィールに学習実績が表示されることでスキルの裏付けになります。海外の採用担当者はLinkedInプロフィールを重視するケースが多いため、国際的なキャリアを考えている方には大きなアドバンテージです。
一方Udemyの修了証は、ダウンロードして履歴書やポートフォリオに添付する形式です。LinkedInのようなダイレクトな連携はありませんが、学んだスキルの証明としては十分活用できます。

Udemyがおすすめな人
- 特定のスキルをピンポイントで学びたい人
- 日本語の講座で学びたい人
- セールを活用してコスパよく学びたい人
- プログラミングやデータサイエンスを深掘りしたい人
- サブスクではなく必要なものだけ買いたい人
- 個性的な講師の講座を選びたい人
公式サイト:Udemy公式サイト
LinkedIn Learningがおすすめな人
- 転職活動中やキャリアアップを目指している人
- ビジネススキルやマネジメントを学びたい人
- 修了証をLinkedInプロフィールに反映させたい人
- 体系的なラーニングパスに沿って学びたい人
- 毎月複数の講座を受講する予定がある人
- 安定した品質の講座で効率よく学びたい人
公式サイト:LinkedIn Learning公式サイト
両方を使い分けるのもアリ
UdemyとLinkedIn Learningは競合というより、補完関係にあると考えたほうがよいでしょう。
たとえば、プログラミングやデータサイエンスの技術的な学習はUdemyで、ビジネススキルやリーダーシップの学習はLinkedIn Learningで、という使い分けが理想的です。キャリアの全体像を考えながら、ハードスキルとソフトスキルの両方を磨いていくのが賢い選択です。

よくある質問
Q. LinkedIn Learning は日本語で学べる?
日本語の講座も用意されていますが、英語の講座がかなり多いです。日本語字幕が付いている英語講座もあるので、英語に少し抵抗がある方はそちらから始めるのもよいでしょう。日本語中心で学びたいならUdemyのほうが選択肢が多くなります。
英語の講座に慣れてくると、次は面談や社内のやりとりで使う表現が課題になってきます。会議やメールで使い回せる言い方を紙のフレーズ集でまとめて押さえておくと、学んだ内容を実務につなげやすくなります。
Q. LinkedIn Premiumに入ればLinkedIn Learningも使える?
LinkedIn Premium Career以上のプランに加入するとLinkedIn Learningが利用可能になります。LinkedInをすでに有料プランで使っている方は追加コストなしで学習を始められる可能性があります。詳細は公式サイトで確認してください。
Q. どちらの修了証が転職に有利?
LinkedInプロフィールに直接反映されるLinkedIn Learningのほうが、採用担当者の目に留まりやすいのは事実です。ただし、修了証よりも実際に身につけたスキルのほうが重要なのは言うまでもありません。修了証はあくまでスキルの裏付けの一つとして活用しましょう。
Q. 法人利用はどちらが向いている?
どちらも法人向けプランを提供しています。Udemy Businessは大規模な講座ライブラリが魅力で、LinkedIn Learningは従業員のスキル開発とキャリアパスの連動が強みです。社内の研修目的なら、両方のデモを試してみるのがよいでしょう。

学習効果を高めるための活用テクニック
Udemyの場合
Udemyで学習効果を高めるには、「ウィッシュリストを活用してセール時にまとめ買い」「Q&Aセクションで疑問を解消」「コーディング演習を飛ばさずにやる」の3点を意識しましょう。特にプログラミング講座は、動画を見るだけでなく自分で手を動かすことで理解度が格段に変わります。
この「手を動かす」を邪魔するのが画面の狭さです。1画面で動画とエディタを行き来していると、切り替えのたびに集中が切れてしまいます。動画を別画面に逃がせるだけで、演習に手をつける回数は変わってきます。
また、購入した講座はスマホアプリでダウンロードしてオフライン視聴も可能です。通勤中の地下鉄やWi-Fiがない環境でも学習を続けられるのは便利です。
LinkedIn Learningの場合
LinkedIn Learningでは「ラーニングパス」を活用するのがおすすめです。これは目標に合わせて複数の講座が順番に組まれたカリキュラムのようなもので、何をどの順番で学べばいいかを迷わずに済みます。たとえば「プロジェクトマネージャーになる」「データアナリストを目指す」といったキャリア目標に応じたパスが用意されています。
修了した講座の実績がLinkedInプロフィールに蓄積されていくので、学習のモチベーション維持にもつながります。週に2〜3講座のペースで進めていけば、半年で20〜30の修了証がプロフィールに並ぶ計算です。

まとめ
UdemyとLinkedIn Learningはそれぞれ異なる強みがあります。技術系スキルをコスパよく学びたいならUdemy、キャリアに直結するビジネススキルを身につけたいならLinkedIn Learningが合っています。
どちらも無料で試せる手段があるので、まずは実際に使ってみて自分との相性を確かめるのがおすすめです。オンライン学習は続けることが大事なので、自分が「使いやすい」と感じたサービスを選ぶのが成功の秘訣です。


