「自分の知識やスキルを活かして副収入を得たい」と考えたとき、Udemyで講師になるという選択肢があります。Udemyは世界で7,500万人以上が利用するオンライン学習プラットフォームで、専門的な資格がなくても誰でも講師として講座を公開できます。
この記事では、Udemy講師になるまでの具体的な手順と報酬の仕組み、実際にどの程度の収入が見込めるのかを詳しく解説します。講座作りのコツや成功のポイントにも触れるので、副業や情報発信に興味がある方はぜひ参考にしてください。

Udemy講師になるための3ステップ
Udemy講師になること自体は、実はとても簡単です。特別な資格や審査は不要で、以下の3ステップで始められます。
ステップ1:Udemyアカウントを作成する
まだアカウントがなければ、Udemy公式サイトから無料で登録できます。メールアドレスまたはGoogleアカウント、Appleアカウントで登録可能です。
ステップ2:講師アカウントに切り替える
ログイン後、プロフィールアイコンから「講師になる」を選択します。いくつかの質問(教えたいテーマ、講師経験の有無など)に回答すると、講師用ダッシュボードにアクセスできるようになります。
ステップ3:講座を作成・公開する
講師ダッシュボードから「新しいコースを作成」を選び、動画の撮影・編集を行い、カリキュラムを構成して公開します。公開前にUdemyの品質審査を通過する必要がありますが、基準は「音声が聞き取りやすいか」「最低30分以上の内容があるか」「5つ以上のレクチャーが含まれているか」といった基本的なものです。
とはいえ、初めて講座を作る方がつまずきやすいのがこの「動画の撮影・編集」の部分です。カット割りやテロップの入れ方など、基本の型を1冊で押さえておくと、1本目から視聴に耐える構成にしやすくなります。
Udemy講師になるのに特別な資格は不要です。大切なのは「誰かにとって価値のある知識や経験を持っているかどうか」です。
Udemyの報酬体系を理解する
Udemy講師の収入は、講座の販売経路によって報酬の取り分が大きく変わります。主に3つのパターンがあるので、それぞれの違いを押さえておきましょう。
1. Udemy経由の販売(Udemyのプロモーション)
Udemyのプラットフォーム上で検索・広告・メールマーケティングなどを通じて販売された場合、講師の取り分は売上の37%です。残りの63%はUdemyの取り分になります。一見すると講師側の割合が少なく見えますが、集客をUdemyが担ってくれるため、自分で広告費をかけなくて済むというメリットがあります。
2. 講師プロモーション(自分で集客した場合)
自分のブログやSNS、メルマガなどから講師専用のリンク(リファラルリンク)経由で販売された場合、講師の取り分は売上の97%になります。この差は非常に大きいため、トップ講師ほど自前の集客チャネルを持っている傾向があります。
つまり、講座を作る力と同じくらい「自分で人を集める力」が収入を左右するということです。SNSやブログでの発信を今から始めるなら、集客の考え方をまとめた書籍を1冊読んでおくと、闇雲に投稿するより回り道が減ります。
3. Udemy Business経由
法人向けの定額制サービス「Udemy Business」に自分のコースが採用されると、視聴時間や利用状況に応じた報酬が発生します。人気講座であれば安定した収入源になりますが、採用されるにはある程度の実績と評価が必要です。

Udemy講師の収入はどのくらい?リアルな数字
気になるのはやはり「実際にどのくらい稼げるのか」という点でしょう。公開されている情報をもとに、現実的な収入の目安を紹介します。
現役のUdemy講師が公開しているデータによると、通算収入が約53,000ドル(約740万円、1ドル140円換算)、月収は約21万円程度だったケースがあります。ただし、これは相当な実績を積んだ講師の数字です。
一般的な講師の平均月収は、ジャンルによって大きく異なります。プログラミング系の講師で月約250ドル(約35,000円)、Webマーケティング系の講師で月約150ドル(約21,000円)程度というデータもあります。
もちろん、講座数が少ない初心者の段階では、月に数千円ということも珍しくありません。Udemyでの収入は「ストック型」であるため、講座を増やし、評価を積み上げていくことで徐々に収入が伸びていく仕組みです。
収入は講座のジャンル・品質・マーケティング力によって大きく変動します。「すぐに大きく稼げる」わけではなく、地道な積み上げが必要です。
売れる講座を作るための5つのポイント
Udemyに講座を公開しても、自動的に売れるわけではありません。売れる講座にはいくつかの共通点があります。
1. ニーズのあるテーマを選ぶ
Udemyの検索機能を使って、関連キーワードでどのような講座が存在するかを調べましょう。「すでに人気の講座がある=ニーズがある」ということなので、ライバルがいないニッチなテーマよりも、ある程度需要のあるテーマで差別化する方が成功しやすいです。
2. 音声品質にこだわる
動画の画質より音声品質の方が受講者の満足度に直結すると言われています。外付けマイクを使い、ノイズの少ない環境で録音することを最優先にしましょう。最低限、USBコンデンサーマイク(5,000〜10,000円程度)を用意するだけで音質は大幅に改善されます。
3. 実践的な内容を入れる
座学だけの講座は途中離脱率が高くなります。受講者が手を動かす演習やプロジェクトを組み込むことで、学習効果と満足度が上がります。
4. 講座のタイトルとサムネイルにこだわる
Udemyの検索結果でクリックされるかどうかは、タイトルとサムネイル画像で決まります。ターゲットが抱える悩みや得られる成果をタイトルに含め、視認性の高いサムネイルを作りましょう。
5. 定期的にアップデートする
講座の内容を定期的に更新している講師は、受講者からの評価が高くなる傾向があります。特にIT系やツール系の講座は、ソフトウェアのバージョンアップに合わせた更新が重要です。
講座作りに必要な機材と費用
Udemyの講座を作るために高価な機材は必要ありません。最低限必要なものと、あると便利なものを整理します。
最低限必要なもの
- パソコン(録画・編集用)
- マイク(USB接続のコンデンサーマイク:5,000〜10,000円)
- 画面録画ソフト(OBS Studio等の無料ソフトで十分)
あると便利なもの
- Webカメラ(顔出しで信頼感アップ)
- 動画編集ソフト(DaVinci Resolveは無料で高機能)
- 照明(リングライト:2,000〜5,000円)
顔出しをするなら、ノートPC内蔵のカメラよりも外付けのWebカメラの方が映りが安定します。フルHD対応のモデルなら、講師の表情がはっきり映るぶん受講者に伝わる情報量も増えます。
初期投資は1万円前後から始められるので、副業としてのハードルは低めです。
照明も、部屋の蛍光灯だけだと顔に影が落ちて暗い印象になりがちです。デスクに置けるリングライトを1つ足すだけで映像の印象が変わるので、顔出しで撮る予定の方は候補に入れておくとよいでしょう。実際の価格やレビューは各ショップで確認できます。

よくある質問(Q&A)
Q. 顔出ししなくても講座を作れますか?
はい。画面録画+音声のスタイルで講座を作っている講師は多数います。プログラミングやExcelなどの操作系講座は、画面録画のみで十分です。
Q. 英語が話せなくても海外の受講者に届きますか?
Udemyには自動字幕機能があるため、日本語で作成した講座でも海外の受講者がアクセスする可能性はあります。ただし、メインの受講者層は日本語話者になります。海外市場を狙うなら英語での講座作成が効果的です。
Q. 一つの講座にどのくらいの時間をかけるべきですか?
最低30分以上、5つ以上のレクチャーが必要です。人気のある講座は5〜20時間程度のボリュームがあるものが多いですが、まずはコンパクトな講座から始めて、受講者の反応を見ながら改善していく方法がおすすめです。
Q. 確定申告は必要ですか?
Udemyからの収入は「雑所得」または「事業所得」として確定申告が必要です。副業の場合、年間の所得が20万円を超えると確定申告の対象になります。詳しくは税務署や税理士に相談してください。
まとめ
Udemy講師になること自体は無料で、特別な資格も不要です。アカウント登録から講師ダッシュボードの利用まで3ステップで始められます。報酬は販売経路によって37%〜97%と大きく変わり、自前の集客チャネルを持つことで収入を大幅に増やすことが可能です。
実際の収入は講座の質やマーケティング力に依存しますが、ストック型の収入なので、講座を増やして評価を積み上げていけば安定した副収入につながります。初期投資は1万円程度から始められるので、自分の知識やスキルを活かしてみたい方は、まず1本作ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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