簿記の資格を取ろうと思ったとき、「できるだけ費用を抑えたい」と考える人にとってスタディングの簿記講座は有力な選択肢です。3級は3,850円(税込)、2級は19,800円(税込)と、大手予備校の数分の一の価格で受講できるのが大きな特徴です。
でも「安いだけで内容が薄いのでは?」「本当にスタディングだけで合格できるの?」と心配になる方も多いはず。この記事では、スタディング簿記講座の良い評判・気になる評判の両方を調査し、どんな人に向いている講座なのかを正直にお伝えします。

スタディング簿記講座の基本情報
スタディングの簿記講座は、日商簿記検定の3級・2級・1級に対応した通信講座です。KIYOラーニング株式会社(東証グロース上場)が運営しており、スマホだけで講義視聴から問題演習まで完結する設計になっています。
- 簿記3級合格コース:3,850円(税込)
- 簿記2級合格コース:19,800円(税込)
- 簿記1級合格コース:69,600円(税込)
- 簿記3級・2級セットコース:22,000円(税込)
- 合格お祝い金:最大10,000円キャッシュバック
料金は記事執筆時点のものです。最新の正確な価格は公式サイトでご確認ください。
スタディング簿記講座の良い評判
参考書よりちょっと高いだけの驚異的な安さ
スタディング簿記講座で最も評価されているのが料金の安さです。3級が3,850円というのは、市販の参考書と問題集を2〜3冊買うのとほぼ同じ金額。それでいて講義動画やAI復習問題まで付いてくるのだから、コストパフォーマンスは抜群です。
大手予備校のTACや大原では簿記2級の通信講座が7万円前後かかることを考えると、スタディングの19,800円はかなり安い水準と言えます。
逆に言えば、独学で市販のテキストと問題集をそろえる場合も費用感は近くなります。書店の定番シリーズと比べたうえで決めたい方は、こちらもあわせて見てみてください。
アプリの使い勝手が良い
「アプリがとにかく使いやすい」という口コミが多いのもスタディングの特徴です。講義動画を見たあとに、そのまま一問一答形式の確認テストに進み、さらに過去問演習へ移るという学習の流れが自然に設計されているため、迷うことなく勉強を進められます。
動画はダウンロードにも対応しているため、通信環境が不安定な場所でも学習可能です。
AI復習問題が記憶定着に効果的
スタディング独自の「AI復習問題」機能は、受講者の理解度を分析して忘れかけたタイミングで自動的に復習問題を出してくれる仕組みです。簿記は仕訳のパターンを覚えることが重要な試験なので、この機能との相性が良いという声が目立ちます。
短い講義でスキマ時間に学べる
1回の講義が15分前後、細かいチャプターに分けると3〜5分程度で視聴できるため、通勤電車の中やお昼休みにコツコツ進められます。「仕事が忙しくても続けられた」という社会人の口コミが多いのも納得です。
ただ、電車内やカフェは周囲の音が気になって講義に集中しづらいという声もあります。移動時間を学習に充てたいなら、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンがあると音声が聞き取りやすくなります。

スタディング簿記講座の気になる評判
質問ができない(有料オプション)
スタディングの簿記講座では、基本プランに質問サポートが含まれていません。わからない論点が出てきたとき、講師に質問するには有料の「Q&Aチケット」を購入する必要があります。
大手予備校のように「わからなければいつでも質問できる」環境を求める人にとっては、これはデメリットになります。
紙のテキストが付属しない
スタディングはすべてデジタル教材のため、紙のテキストや問題集は付属しません。「電卓を打ちながら紙に仕訳を書く」という実際の試験に近い練習を自分で工夫する必要があります。
本番では電卓の操作にどれだけ慣れているかで解答スピードが変わってきます。試験に持ち込める12桁の電卓を1台用意して、普段の演習から使っておく方が多いようです。
講義の深さが物足りないという声も
「基本的な内容はわかりやすいが、2級の工業簿記など難しい論点の説明が薄い」という声もあります。効率重視のスタディングでは、すべての論点を深く掘り下げるのではなく、試験に出やすい部分に集中した構成になっているため、理解の深さよりも合格点到達を優先する方針です。
ネット試験への対応は?
簿記3級・2級ではCBT方式(コンピュータ試験)が一般的になっていますが、スタディングはスマホでの問題演習が中心のため、パソコン画面での操作に慣れる機会が限られるという指摘もあります。

スタディング簿記講座と他社を比較
| 比較項目 | スタディング | フォーサイト | TAC(通信) |
|---|---|---|---|
| 2級料金 | 19,800円 | 31,800円前後 | 70,000円前後 |
| 教材形式 | デジタルのみ | デジタル+紙 | 紙中心 |
| 質問対応 | 有料オプション | 回数制限あり | あり |
| AI機能 | あり | なし | なし |
| 合格実績 | 公表あり | 高い合格率を公表 | 大手の実績あり |
費用を最小限に抑えたいならスタディング、紙テキストと質問サポートも欲しいならフォーサイト、対面指導も含めたフルサポートが欲しいならTACといった棲み分けになります。
スタディング簿記講座で合格するためのコツ
スタディングの簿記講座を最大限に活用して合格するためのポイントをまとめます。
毎日少しずつでも必ず手を動かす
簿記は「仕訳」という作業の繰り返しが基本です。1日15分でもいいから、仕訳問題を毎日解く習慣をつけることが合格への近道です。スタディングのアプリなら通勤中やお昼休みにスマホでサクッと問題演習ができるため、習慣化しやすいのがメリットです。
AI復習機能は毎日チェック
スタディングのAI復習問題は、忘れかけたタイミングで自動出題してくれます。この機能を毎日チェックすることで、一度覚えた仕訳パターンを長期記憶に定着させやすくなります。特に2級の工業簿記は独特の計算手順が多いため、反復演習が重要です。
直前期は市販の予想模試を追加する
スタディングの教材だけでも十分合格圏内に入れますが、試験直前には市販の予想問題集を1〜2冊追加するのがおすすめです。本番と同じ形式で時間を計って解く練習をすることで、試験当日の時間配分に慣れることができます。スタディングの費用が安い分、追加教材にも余裕を持って投資できるのが嬉しいポイントです。
ネット試験(CBT方式)にも対応準備を
簿記3級・2級ではCBT方式(コンピュータベースの試験)が一般的になっています。スマホでの学習に慣れていれば、パソコン画面での操作にも比較的スムーズに対応できますが、念のため試験直前にパソコンで問題を解く練習もしておくと安心です。
簿記資格を取るとどんなメリットがある?
簿記の資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- 就職・転職で有利:経理・財務部門では簿記2級以上が事実上の必須資格になっているケースも多い
- ビジネスの数字が読める:損益計算書や貸借対照表を理解できるようになり、経営の視点が身につく
- 副業・フリーランスの確定申告に役立つ:自分で帳簿をつけられるため、税理士費用を節約できる
- 他の資格へのステップアップ:税理士・公認会計士・中小企業診断士などの上位資格を目指す土台になる

スタディング簿記講座が向いている人
- 費用を極力抑えたい学生・社会人
- 通勤時間やお昼休みなどスキマ時間で学習したい人
- スマホでの学習に抵抗がなく、自分でスケジュール管理できる人
- AI復習機能を活用して効率的に学びたい人
- 簿記3級・2級の取得を目指す人(特にコスパ重視)
スタディング簿記講座が向いていない人
- わからないことをすぐに質問したい人
- 紙のテキストに書き込んで学習するタイプの人
- 簿記1級の深い論点まで徹底的に学びたい人
- パソコンでの学習環境を重視する人
よくある質問(Q&A)
Q. 簿記3級はスタディングだけで合格できる?
A. 3級は基本的な内容が中心のため、スタディングだけで十分合格を狙えます。スマホで講義を見て、そのまま問題演習をこなしていけば知識は定着しやすいでしょう。
Q. 簿記2級もスタディングだけでいける?
A. 2級は工業簿記が加わり難易度が上がりますが、スタディングで基礎を固めつつ、余裕があれば市販の予想問題集を1冊追加するのがおすすめです。スタディングの費用が安い分、追加教材に充てる余裕があるのもメリットです。
Q. 合格お祝い金はどうすればもらえる?
A. 対象講座に合格後、合格証書の写真などの簡単な手続きで申請できます。申請方法や対象条件は公式サイトで確認してください。
Q. 3級と2級のセットコースはお得?
A. 3級・2級セットコースは22,000円(税込)で、個別に購入するより1,650円安くなります。最初から2級取得を目指しているなら、セットコースを選ぶのが賢い選択です。

スタディング簿記講座の詳細は公式ページをご覧ください。日商簿記検定の試験情報は日本商工会議所の公式サイトで確認できます。また、簿記資格の活用方法については日本公認会計士協会の情報も参考になります。


